幼稚園受験のメリットとデメリットについて考えてみる

私立大学附属の幼稚園であれば、系列の内部進学が望めます。
同じ学校法人の中で育っていくことになりますので、教育方針が一貫していることが最大のメリットといえるでしょう。

 

 

中学入試が過熱している昨今、幼稚園受験を経験し、
入園できていれば、その後、小学校、中学校、高校、大学受験もなく、大学にまで進級できるのです。
(勿論、内部進学にあたり、テストもあり、ある程度の基準をクリアしなくてはなりませんが)

 

 

学ぶ環境が整えられていることもメリットとしてあげられます。
入園試験により、合否が決まったわけですから、内部進級した時に、
公立校のような学級崩壊の可能性も低くなるかと思われます。

 

 

また、幼い時に努力をしてやり遂げたということ自体が自信にもつながるのです。
親御さんも同様です。幼稚園受験は、親御さんとお子さんとの頑張りの結果が現れます。
受験を目指したその日から、受験対策を念頭に置いた生活を送り、結果、遊びを通じて親子の触れ合いの時間が増え、
良好な親子関係の構築の手助けとなるのです。

 

 

デメリットとしては、内部進学率が低い学校であると、内部進学をするために塾通いをしたり、
学年内での競争社会に飲み込まれてしまう可能性もあります。
心配であれば、内部進学率を調べてみるのもよいでしょう。

 

 

また、有名私立幼稚園であれば、普通の幼稚園よりも、保育料が高かったり、
寄付金が高かったりすることも考えられます。保育料以外にも、
教材費、諸経費、幼稚園以外の習いごとやお教室の費用等、出費の面で、普通の私立幼稚園に比べて出費がかさむかと思われます。

 

 

親同士のお付き合いも、経済的に恵まれたお宅が多く存在しますから、
普通の幼稚園よりも、お付き合いの仕方を考えなければなりません。

 

 

これは、メリットととらえるか、デメリットととらえるかはそれぞれでしょうが、
私立大学の附属幼稚園であれば、幼稚園入園から、(小・中・高からの入学組もいますが)16〜18年、同じメンバーで過ごすことになります。
メリットも十分考えられますが、狭いコミュニティ内で、十数年過ごしていくことになることを念頭に置きましょう。