幼稚園受験の運動対策について

幼稚園受験で、運動の試験がある園があります。

 

運動神経の良し悪し、また、各種目の出来の良し悪しで合否を決めるというよりも、
出題者の指示に従えるか、できなくても、諦めずに指示に従おうとする気持ちを持っているか、
親と離れていても泣いてしまわないか等が見られています。

 

 

お子さんには、受験対策という仰々しい感じではなく、
普段の楽しい遊びとして、想定される運動の練習を伝えていきましょう。

 

 

例えば、平均台の上を歩くという問題が出るとします。この対策として、
勿論、本物の平均台を使って練習できれば一番良いのでしょうが、
最初は、地面に書いてある白線の上を落ちないように歩くことから始め、ある程度慣れたら、
公園にある平均台にチャレンジしてみるといった感じで段階を踏んで恐怖心ができるだけ和らげられるような方法をとって実践していきましょう。

 

 

バランス感覚を養うために、片足立ちの練習もしてみましょう。右足、左足の両方とも練習します。
初めは短い時間から、徐々に時間を伸ばしていきましょう。ここで注意したいのは、ケンケンと片足立ちの静止は明確に区別しましょう。
ケンケンの練習は、ケンケンパー等の遊びに取り入れてみましょう。こちらも、右足、左足、両方ともできるようになると良いですね。

 

 

公園遊びの中では、鉄棒にぶら下がってみたり、ボール遊びをしてみたり、かけっこや鬼ごっこ等のルールのある遊びもできるかと思います。
ルールのある遊びをこなしていくうちに、人からの指示も通りやすくなってきます。
色鬼等取り入れてみるのもよいでしょう。

 

遊びの中での注意点は、お子さんが苦痛と感じることがないように配慮することです。
あくまでも自然に、楽しく遊んでいるシチュエーションを作るのです。
勿論お母様もお子さんと一緒に楽しく遊びましょう。そこに、お友達や他の大人がいると、尚よいかと思います。
お友達と、ある程度のルールを守って遊ぶことにより、運動の試験対策だけでなく「割り込みをしない」等の社会常識も培われてきます。